artists for streetsummit 2023 Dotmasters & 久村卓

ハット・トリック

廃材にスプレーペイント他
270×180×225cm
2023

参考価格: On Request

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自然災害、温暖化、戦争、食糧問題からエネルギー問題まで、問題が雪崩を起こしている21世紀。それらは一向に解決しそうにはまるで見えない。
そんな幾多の問題を象徴するかのような、災害で傾いた奇妙な形の空き小屋が大阪は北加賀屋にある。退屈でヒマを持て余している近所の悪ガキども(Rude Kids)は考えた。
「なんなら小屋にラクガキして、オモロいハコにしてまえばいいやん」と。
「小屋の中にも見つけてきた絵を掛けちまおう。高級な壁紙はいらんで。壁紙も自分で描いてしまえばいいやん」と。
そうしてしなやかなタフネスと楽しむことを武器に、Rude Kidsが作りあげたちっぽけでけったいな小屋の名は、ハット・トリック(Hut Trick)。

Artist Profile

artists for streetsummit 2023 Dotmasters & 久村卓

Dotmasters
イギリス出身、ロンドンで活動。
数ある彼のプロジェクトの中で、ストリートアーティストとしてのキャリアは1990年代前半、ブライトンにてスタート。英国人らしい皮肉たっぷりなユーモア的視点から制作された作品は、ハーフトーンから白黒のストリートピース、ユニークでリアルなカラーステンシルなど、細部にまで完璧に仕上げられており、見るものを錯覚させる。バンクシー主催のCans Festival、ノルウェーのNuartなどフェスティバルに招待され、オスカー賞ノミネート作品「Exit Through the Gift Shop」にも登場する。これまで草の根活動家、高級ブランド、グラストンベリー・フェスティバル、変人、開発者、ドロップアウトなど様々なジャンルの表現者とコラボレーションを行っている。
≪サブカルチャーなど存在しない、あるのは破壊のみ≫
作品はキャバレー・ヴォルテール(スイス)、ICA(イギリス)、Kunstnernes Hus(ノルウェー)、グルベンキアン現代美術館(ポルトガル)、ロンドン地下鉄などで展示されている。

久村卓
1977年 東京都生まれ。2001年 多摩美術大学彫刻学科卒業。
2003年、偶然聞くことになった藤堂塾の講義に感化され発表を開始。ハンドメイドからDIYクラフトまで、美術の周縁に位置すると考えられる技法や素材を積極的に選び、消極的な手つきで変化を与えながら、美術制度によってかろうじて成立するような作品を制作する。
個展は「家内制スカルプチャー(AI KOWADA GALLERY, 東京, 2016年)」「リピート再生 (NADiff Window Gallery, 2020年)」「ワンポイント・スカルプチャーズ(GALLERY ROOM・A, 東京, 2021年)」「一点彫刻(SOMSOC GALLERY, 東京, 2022年)」。グループ展に「26th UBEビエンナーレ(ときわ公園, 宇部, 2015年)」「Contemporary Sculptor from JAPAN(Open House at Central Embassy, バンコク, 2017年)」「道後オンセナート(道後温泉及びその周辺施設, 愛媛, 2018年)」「虚構のはずれ (關渡美術館, 台北, 2019)」「東京ビエンナーレ2020/2021(東京都心北東エリア, 2021年)」「これから始まるリニューラボ(アートラボはしもと, 相模原, 2021年)」「日常をととのえる(はじまりの美術館, 猪苗代, 2022年)」等がある。