中島一平

window #12

油彩、キャンバス
22.2×27.5×2cm
2021
©️中島一平

参考価格: On Request

※写真と出品作品は異なる場合があります(参考作品)。
※売約済み等の理由で、出品作品が異なる場合があります。
※詳しくはお問い合わせ下さい。

今回出展しようとしている中島一平の作品は、一つ一つの作品を見ればわかるように、その小さな画面のどれもが異なる豊かな色彩を織りなしつつ、大胆な筆跡で水平方向(時々垂直方向もありつつ)に広がりを感じさせる作品群である。

それらがさらに一斉に横一列に、しかも長い通路の両脇に並べられた時、鑑賞者はあたかも海の向こうに広がる水平線を海岸に立ち眺めているような気持ちになるかもしれない。あるいは、遠い砂漠の地平線上に横たわる広大な都市の幻影だと感じるかもしれない。

つまりこのインスタレーションは、一つ一つは小さい作品で構成されてはいるが、
全体を俯瞰して体感する時、壮大な地球レベルの風景を目の当たりにした時の感動が鑑賞者に呼び起こされることになるだろう。

横に広がる景色は、奇しくも名村造船所のある南港エリアから望む景色と符合し、西に開けた水平線上に大阪の未来を思い描くことになるかもしれない。

まさに大阪の港湾エリアならではのサイトスペシフィックなインスタレーションとなることは間違いない。

Artist Profile

中島一平

1948年 京都府生まれ
1972年 京都市立芸術大学 西洋画科構想設計教室 卒業

主な個展・グループ展
2022年 ギャラリー白(大阪)
   [’06、’07、’10、’12、’13、’14、’15、’16、’17、’18、’19、’20、’21]
2015年 With Painter 下町芸術祭(神戸市立地域人材支援センターなど)
1987年 いま絵画は-OSAKA’87(大阪府立現代美術センター)[’88]
1983年 第2回吉原治良賞コンクール(大阪府立現代美術センター)
1978年 今橋画廊(大阪)

主な受賞歴
1984年 第15回 日本国際美術展<兵庫県立美術館賞>
1983年 第2回 吉原治良賞コンクール<大賞>
1983年 第5回 エンバ美術賞展<優秀賞>

コレクション
大阪府立現代美術センター、兵庫県立美術館、大阪市、茨木市、大阪府島本町、甲南大学図書館、大阪経済大学、他